暑い時期、屋外での作業時に必要となるのが熱中症対策グッズ。
塩分補給のできるタブレットや飴。
気化熱を利用してクールダウンできるタオル。
保冷剤を利用した冷却グッズ。
携帯型の扇風機など。
特に屋外での作業時には両手が自由につかえることが必須条件となりますが、そんな時に便利なのが「空調付きジャケット」です。
「空調服」や「ファンジャケット」などと呼ばれる商品です。
暑いのに着るの?
と思われるかもしれませんが、これがなかなかどうして優れもの。
ジャケットに空調用のファン(扇風機)を取り付けるようになっており、肌とジャケットの間の空間に送風し、汗の気化熱を利用してクールダウンするという優れもの商品です。
ジャケットはUVカットで日光も遮るので、炎天下でも快適に作業が捗ります。
暑さによる発汗を利用してクールダウンする。
なんとも合理的ではないですか。
空調服には、
・株式会社空調服系
・空調風神服系
・オリジナル系
と、分類すると主に3種類の系統があります。
また、主要なパーツは
・空調服ブルゾン(ジャケット)
・空調ファン
・バッテリーセット
服に対しそれぞれが着脱可能になっています。
これらがセットになったスターターセットもありますので初めて購入する場合はそちらを購入するといいでしょう。
それでは、どのようなブランドがあるのか見ていきましょう。
【ジーベック 空調服】
ユニフォームと安全靴の総合メーカーであるジーベック(XEBEC)の空調服。
「株式会社空調服」系の空調服です。
ポリエステル100%、東レの「エアコンテック素材」を採用した空気漏れの少ない商品や、帯電防止素材、綿100%素材などのブルゾンをラインナップしています。
半袖もあります。
【アイトス 空調服】
アイトスは創業大正6年の老舗総合ユニフォームメーカーです。
「株式会社空調服」系の空調服ですが、オリジナルデザインの半袖ブルゾンなど人気商品を揃えます。
【自重堂 空調服】
自重堂は大正13年創業の総合ユニフォームメーカーで、作業着・医療白衣・メンズカジュアル・安全靴などを主力商品として取り扱っています。
電動工具のマキタとのコラボ商品、エアコンジャケットと「株式会社空調服」系の空調服を販売しています。
エアコンジャケットはマキタの電動工具を作業現場で使用している場合、バッテリーが共通化できていいですね。
【山田辰 空調服】
山田辰は1911年(明治44年)創業の作業着・つなぎ服のメーカーです。
山田辰といえばAUTO-BIブランドの作業用つなぎ服ですが、空調服にもつなぎ服タイプをラインナップしています。
「株式会社空調服」系の空調服でつなぎ服タイプといえば山田辰です。
【サンエス 空調風神服】
空調風神服のリーディングカンパニーであるサンエス、空調服のテレビコマーシャルも打っています。
創業1932年(昭和7年)、設立1949年(昭和24年)と、この業界としては比較的若い会社ですがそれでも昭和初期で長い歴史があります。
空調風神服はオーソドックスな長袖ブルゾンタイプに加えて半袖タイプも販売しています。
作業着としても機能性の高い多様なポケットを備えており、保冷剤を入れるためのメッシュポケットもあります。
【クロダルマ 空調服】
ワーキングウェアー・スラックス・カジュアルパンツ・セイフティシューズのクロダルマ。
空調服としてはオリジナルとなる「AIR SENSOR-1」というブランドで展開しています。
通常の長袖ジャンパータイプに加え、袖なしベストスタイルの商品もリリースしています。
【バートル 空調服】
かっこいいワークウェアのブランド「BURTLE(バートル)」からは「エアークラフト」というシリーズでオリジナルの空調服を展開しています。
ファンやバッテリーにまでブランド名がプリントされており、作業服とは思えないとてもクールな商品となっています。
もちろん、ワークウェアのデザインもかっこいい。
エアークラフトを着れば、猛暑もクールでスタイリッシュに乗り切ることができそう。
【マキタ 充電式ファンジャケット】
電動工具でおなじみのマキタからもオリジナルなファンジャケットが発売されています。
自重堂とのコラボ商品と同様にマキタの電動工具用バッテリーがそのまま使える商品ですね。
用途で選べる3タイプとなっており
・優れた透湿性と撥水性の一般作業向け
・燃え難い綿材のグラインダー作業向け
・紫外線・赤外線を反射する屋外での作業向け
を用意しています。
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炎天下でもやむを得ず屋外で作業をしなければならない。
空調が無く電源もなく扇風機も使えない屋内での作業。
そんな時は空調服を導入してみてはいかがですか?
転ばぬ先の杖、熱中症で倒れてから後悔しても遅いですよ。