【個性的なランタン】キャンプの夜を演出する個性派ランタン

キャンプの夜のお楽しみといえば、焚き火やランタンを囲んでの団欒ではないかと思います。

ゆらゆらと揺れる炎を眺めながら、気の合う仲間や家族と過ごす時間はなによりの贅沢です。

灯りとしては勿論のこと、炎の揺らぎを楽しむことができるアイテム「ランタン」。

一般的にはガソリンやガスを燃料とした燃料系ランタンが主流ではないかと思いますが、その他にも個性的なランタンが存在します。

代表的なモノでは、ケロシン(灯油)やランタンオイルを燃料としたものや、ロウソクを燃焼させる商品などがあります。

最近ではLEDランタンもよく見るようになり、アウトドアの人気ブランドをはじめ、無名ブランドからも次々と新商品が投入されてきていますが、それらの中には、キャンドルモードを搭載しており、疑似的に炎の揺らぎを再現できるようになっているものもあります。

LEDランタンでも炎の揺らぎを再現するモードがあるとは、リラックスタイムにランタンのゆらゆらと揺れる炎は、欠かせない存在であるということの証ではないかと思います。

キャンプ場でのリラックスタイムに欠くことのできない、揺らぎのある炎を楽しむことのできる、個性的なランタンとはどのような商品なのでしょうか。

【コールマン ケロシン(灯油) ランタン 12022-L】

コールマン ケロシン(灯油) ランタン 12022-L

[商品スペック]
使用燃料:灯油
サイズ:幅18×奥行18×高さ46cm
重量:約2.2kg
明るさ:約784ルーメン
燃焼時間:約5.75時間
タンク容量:約0.94リットル
適合マントル:11型
付属品:マントル、アルコール注入ボトル
備考:加圧式

アウトドア用品の人気ブランドであるコールマンのケロシン(灯油)を燃料として使えるランタン、日本での販売窓口であるコールマンジャパンでの取り扱いは無いため、通販サイトなどで並行輸入品などを入手することになります。

ケロシンランタンの魅力は何といっても発光色の暖かさにあります。ホワイトガソリン燃料のランタンと同じ液体燃料ですが、赤みが強くより炎の暖かさを感じさせてくれます。

アルコールを使ったプレヒートや、着火の難しさなど、初心者にとってはガソリンランタンよりも取り扱いが難しいところもありますが、使用頻度が高い場合はランニングコストにも注目したいところです。

コールマンのホワイトガソリンはアウトドアショップや通販で入手すると1リットル当たり1000円弱、ところが灯油であればガソリンスタンドで10分の1以下の価格で入手できます。

プレヒート用の燃料用アルコールも近所のドラッグストアに無ければ通販でも500mL数百円で入手可能ですから、ランニングコストを考えればガスやガソリンよりも圧倒的に有利となりますね。

【ペトロマックス ランタン HK500】

ペトロマックス ランタン HK500

[商品スペック]
サイズ:φ17×40cm
重量:2.4kg
タンク容量:1L
燃焼時間:約8時間
明るさ:500CP(約400W)

1910年にドイツで創業され、1世紀以上の長い歴史を持つ灯油ランタンのブランド「ペトロマックス」

当時から殆どモデルチェンジしていないというレトロな外観で、今でも世界中の愛好家に支持され続けています。

特筆すべきその明るさは約400W(500CP)と、ガソリンランタンの200Wクラスをはるかに凌ぐスペックですが燃料が灯油なので独特の優しい光となります。

ペトロマックスの灯油ランタンはメンテナンスの大変さについてよく語られますが、道具を楽しむ人にとっては寧ろ愛着の感じられるメリットになることも。

ペトロマックス ランタン HK500

どうですか?こんなに大きなランタンをテーブルに置いて楽しむなんて、「ワイルドだろ~」と思わず言いたくなります。

こういったマニアックなアイテムを使いこなしてこそ楽しめることもありますね。

【ペトロマックス ランタン HK150】

ペトロマックス ランタン HK150

[商品スペック]
サイズ:φ13×29cm
重量:1.3kg
タンク容量:0.38L
燃焼時間:約4時間
明るさ:150CP(約121W)

ペトロマックスを代表する灯油加圧式ランタン「HK500」と比較すると、ふたまわりほど小さなサイズの「HK150」、レトロで美しいフォルムのランタンはインテリアとしても愛用されています。

明るさも燃焼時間も兄貴分である「HK500」には大きく劣りますが、コンパクトで美しい、所持していることの喜びを得られるケロシンランタンです。

ケロシンランタンならではの点火のコツやメンテナンスの大変さはありますが、それを楽しむことのできる大人になりたいものです。

【ロゴス ブロンズランタンL 74410000】

ロゴス ブロンズランタンL 74410000

[商品スペック]
重量:約700g
サイズ:高さ約28cm
燃焼時間:約20時間
使用燃料:白灯油またはアロマランプオイル(1回の注油量:約360ml)

アウトドアの人気ブランド「ロゴス」の灯油ランタンですが、加圧式ではないので決して明るくはありません。

ポンピングなどの手間が必要なく、ホヤをずらして芯に着火するだけの簡単操作で点火時の炎上の心配なく使えます。

メインランタンとしては明るさが足りませんが、テーブルランタンとして雰囲気重視のシーンで活躍します。

芯は消耗品なので常に予備の替え芯を用意しておくと安心です。

ロゴス ブロンズランタンL 替え芯

また、少しお高くなりますが、灯油ではなくランタンオイルを使えば、煤の発生が少なくニオイも気にならない程度になります。

パラフィンオイル

虫除け効果のある防虫オイルなんてものもあります。

【デイツ社 ハリケーンランタン デイツ78】

デイツ社 ハリケーンランタン デイツ78

[商品スペック]
サイズ:高さ約26.5cm、最大幅約15cm、タンク径約13cm
重量:約500g
タンク容量:約340cc
芯:12mm芯(4分芯)
明るさ:約7CP
燃焼時間:約20時間

ハリケーンランタンは多少の風雨ではびくともしない耐久性、耐風性が特徴の、古くから屋外でも使用されてきたランタンです。

デイツ社は1840年にアメリカで設立され、ハリケーンランタンと呼ばれる灯油ランタンの製造をはじめた長い歴史を持つ老舗です。

加圧式ではないため、芯に燃料である灯油やランタンオイルを吸い上げながらゆっくりと燃焼するので、明るさこそ7CPしかありませんが長時間消えずに燃え続けます。

古くから基本形状の変わらない、味のあるアンティーク感溢れるハリケーンランタンを、テーブルランタンとしてアウトドアシーンで使ってみてはいかがでしょうか。

【ロゴス ブロンズキャンドルランプ 74302000】

ロゴス ブロンズキャンドルランプ 74302000

[商品スペック]
総重量:約155g
サイズ:約10×18cm
燃焼時間:約4時間

キャンドル(ロウソク)を中に入れて燃焼させるキャンドルランプ。

キャンドルなので明るさには全く期待できないですがテーブルに置いたときの雰囲気はなかなかのもの。

アロマタイプのキャンドルや防虫キャンドルもありますので、香りを楽しんだり、虫除けとして使ったり、ひとつあると意外と重宝するキャンドルランタンです。

【トヨトミ 石油ストーブ ランタン調 RL-25F(G)】

トヨトミ 石油ストーブ ランタン調 RL-25F(G)

[商品スペック]
サイズ:幅38.8×奥行き38.8×高さ48.5cm
重量:6.4kg
タンク容量:4.9L
燃料消費量(L/h):0.243(最大)~0.122(最小)
明るさ:約40W相当
電源:単2形乾電池×2本 ※乾電池は別売
暖房目安:木造7畳/コンクリート9畳
暖房出力:2.5kW

石油ストーブのトヨトミから発売されている、ランタンとしても使える、寒い時期のアウトドアでも大活躍の灯油燃料のストーブです。

ランタンとしてみると40W相当の明るさで1リットルの燃料消費で4時間ほど、灯油はホワイトガソリンに比べると燃料費がくらべものにならないほど安いのでかなり低ランニングコストになります。

暖房としても使えるので寒い時期のアウトドアではストーブと灯りの一石二鳥となります。

でも実は、上に鍋を置いて調理にも使うことができるので一石三鳥ですね。

電池による自動着火だし、メンテナンスも加圧式のケロシンランタンとは比較にならないほど手がかからないので、意外とお手軽なアウトドアアイテムの便利グッズなのです。

メジャーなアウトドアブランドから発売されているガスやホワイトガソリンを燃料としたランタン。アウトドアシーンでよく見かけるそれらのランタン以外にも世の中には様々な個性的なランタンがあり、それぞれに長所や特徴があります。

加圧式のケロシン(灯油)ランタンは圧倒的な明るさと燃料費の安さ。

フュアーハンド式のランタンは、炎の揺らぎとゆったりとしたその雰囲気。

キャンドル式は明るさこそ期待できないものの雰囲気の良さと虫除けなどの機能。

道具の好みは人それぞれ、自分のアウトドアスタイルに合った相性の良い個性的なランタンを選びたいものです。

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