前回、前々回とアウトドアで使う、主にツーリングやソロキャンプなどで使う「シングルバーナー」を紹介してきました。
こうしてみると安全性の高いメイドインジャパンのバーナーって高精度な金属加工が必要で、職人技の宝飾品のような気さえしてきますよね。
「アウトドアは道具を楽しむ趣味である」と以前にコメントしましたが、こだわりのある職人技の道具は一生モノのパートナーとなりますので、少々お値段がはろうといいものを手に入れて長く使おうと思えます。
話が逸れましたが、今回のテーマはバーナー商品でも大勢で楽しむキャンプ場で調理に使うバーナーです。
キャンプ場によっては炊事場に「かまど」が用意してあり、そこで調理もできるところもありますが、折角のキャンプです、自分のサイトでみんなでワイワイ楽しみながら調理したいところです。
そんな時はシングルではなく同時に2箇所で調理ができるツーバーナーのコンロの出番です、バーナーがふたつありますので「焼き」と「煮込み」などを同時にできますので効率も上がります。
キャンプ場では多くの料理を楽しみたい、各自得意料理を振る舞いたい、今回はファミリーやグループでのキャンプで便利な「ツーバーナーコンロ」を紹介します。
【コールマン パワーハウスLPツーバーナーストーブII】
[商品スペック]
火力:最高時約7,000kcal/h(約3,500kcal/h×2)(レギュラーガス最大出力時)
燃焼時間:約1.6~3.2時間(470g缶使用時)
使用時サイズ:約640×325×(H)520mm
収納時サイズ:約540×325×(H)70mm
重量:約4.2kg
使用燃料:ガスカートリッジ(OD缶)LPガス※別売
アメリカのアウトドア老舗ブランドである「コールマン」、コールマンブランドはアウトドアの本場アメリカで1世紀もの長い歴史があります。ランタンのロゴマークでお馴染みのコールマン製品はオシャレで日本のキャンプ場でも大人気ですよね。
そのコールマンのLPガスを燃料としたツーバーナーストーブで、なんと薄さ7cmとコンパクトに折り畳んで収納でき、おまけにトランクのようにキャリーハンドルもついたアウトドアでも使い勝手の良いバーナーです。
スタンド付きで自立するのでテーブルの上でそのまま調理ができます、スタンドを立て、本体下に燃料カートリッジをセットすればすぐに使える簡単仕様、組立も簡単にできます。
コールマン好きならば間違いないツーバーナーコンロですが、燃料がホワイトガソリンのツーバーナーコンロもラインナップにありますので、ランタンなども含め、主に使用している燃料で選択することになるかと思います。
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【コールマン パワーハウス ツーバーナー413H】
[商品スペック]
火力:最高時約3,650kcal:h(メインバーナー)、約2,750kcal:h(サブバーナー)
燃料タンク容量:約1.6L
燃焼時間:約2~6時間
使用時サイズ:約670×460×(H)448mm
収納時サイズ:約560×350×(H)160mm
重量:約5.8kg
使用燃料:ホワイトガソリン
アウトドアで人気のコールマンブランドの「ホワイトガソリン」を燃料としたツーバーナーコンロ、LPガスを燃料としたツーバーナーと比較すると、サイズや使い易さでは負けますがキャンパーとしてはホワイトガソリン燃料のアイテムを使いこなしてこそプロというもの。
ポンピングが必要、プレヒートが必要、タンクを空にする必要がある、メンテナンスが面倒、などと初心者には敷居の高い「ホワイトガソリンバーナー」ですが、きちんとしたメンテナスをすれば長く付き合える愛着のあるパートナーとなります。
ホワイトガソリン燃料をスマートに使いこなせばベテランキャンパーとして一目置かれる存在になるかもしれない、キャンプ好きならば是非、使いこなしたい燃料ではありますね。
また、燃料費コストで考えるとガソリンスタンドで購入すれば安価に入手できるホワイトガソリンは、アウトドアショップやホームセンターで購入しなければならないガスカートリッジ缶と比較して、とても有利となります。
使い勝手やお手軽さだけでは語ることができない良さを持つ、コールマンの「パワーハウスツーバーナーコンロ」はキャンパー憧れのアイテムなのです。
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【ユニフレーム ツインバーナーUS-1900】
[商品スペック]
最大火力:プレミアムガス:3,900kcal/h×2、レギュラーガス:3,000kcla/h×2
使用時サイズ:約540×325×290mm(ゴトク面)
収納時サイズ:約540×325×115mm
重量:約3.9kg
燃焼時間:プレミアムガス使用時約45分、レギュラーガス使用時約55分
使用燃料:カセットガス(CB缶)
「ユニフレーム」はアウトドアブランドの集まる新潟県に本社を置く日本を代表するのアウトドアブランドでテントやタープなど様々な商品にくわえ、バーベキュー用品やクッカーなどのキッチン用品などの、”火”や”焼き”に関わる製品を数多く販売しています。
このユニフレームのツインバーナーは燃料にカセットガスを使えるお手軽仕様で、使用後の収納もハンドル付きのジュラルミンケースのように取り扱いの良い状態にできてしまいます。
寒さに弱いとされるカセットガスですが、燃焼部分の熱をカセットボンベに伝える「パワーブースター(加温器)機構」を搭載しており、カセットボンベを温めることにより、液化ガスの気化を促進させて低温時の出力ダウンを防止します。
ユニフレームのプレミアムガスを使えば3900kcal/hもの高火力で料理ができる、カセットガスでお手軽に使える、そしてなんといっても3.9kgと軽い、携帯性に優れたツーバーナーコンロです。
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【ソト ハイパワー2バーナー ST-525】
[商品スペック]
最大火力:パワーガス:4,200kcal/h×2、レギュラーガス:3,200kcla/h×2
※別売パワーブースターST-553使用時は最大で4800kcal/hまで出力可能
使用時サイズ:幅610×奥行410×高さ580mm
収納時サイズ:幅580×奥行360×高さ95mm
重量:約5.1kg
燃焼時間:パワーガス使用時約1.9時間、レギュラーガス使用時約2.5時間
使用燃料:カセットガス(CB缶)
「SOTO」はランタンやガス器具などのアウトドア用品を数多くリリースする「新富士バーナー」のアウトドアブランドです。工具など業務用ガス器具なども販売していることもあり、バーナーやストーブなどもしっかりとした製品が多くブランドイメージとしてはやや高級路線のように感じます。
「ガスシンクロナスシステム」は、ボンベ缶の配管を連結して常に2本のボンベから同時にそれぞれのバーナーへとガスを供給します。これによりボンベに対する負荷を軽減し、ドロップダウン(連続使用時にボンベが冷えて火力が落ちる現象)を抑制し、安定した火力を保ちます。
ガスを知り尽くしたメーカーの製品だけあって、この安定した火力を売りにしています。勿論、他のガス燃料バーナー製品などと同じように使用後はコンパクトに折りたたみ収納できます。
システムスタンドやパワーブースター、ウォータージャグなどのオプションも豊富で、シリーズでシステムアップすることでまとまりのあるキッチンを演出することができますね。
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【キャプテンスタッグ ステイジャー コンパクトガスツーバーナーコンロ M-8249】
[商品スペック]
最大火力:パワーガス:3000kcal/h×2
使用時サイズ:640×330×490mm
収納時サイズ:525×300×100mm
重量:約4.6kg
使用燃料:ガスカートリッジ(OD缶)
アウトドア用品の総合ブランド「キャプテンスタッグ」は新潟県のパール金属工業のアウトドア事業部が展開するアウトドアブランドで、キャンパーにとってはロゴマークの鹿でお馴染みですね。
パール金属工業といえば圧力鍋などのキッチン用品で有名ですがキャプテンスタッグではアウトドア総合ブランドとして様々なキャンプ用品を商品化し、販売しています。
ブランドサイトのブランドヒストリーにも記載があるように、使いやすさ、購入しやすさを第一に考えた、総合的な商品展開を目指しているブランドでアウトドア初心者からベテランまで幅広く愛用されるキャンプグッズを商品化しています。
ガスカートリッジを燃料としたコンロで、コンパクト収納や防風カバー、圧電点火、火力調節など基本的な機能は押さえてありますが火力が3000kcal/hとやや控えめです。
価格も控えめな設定となっているのでガスカートリッジを採用した入門用のツーバーナーとして最適かもしれませんね。
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いかがでしたか?キャンプなどアウトドアでの料理に必須となるツーバーナーのコンロを紹介してきました。
ガスやガソリンなど使用する燃料により選択すべきコンロが違ってきますし、「キャンプ道具」として見た場合の個人の価値観でも選択が違ってきます。
冬場でもキャンプをするようなツワモノであればホワイトガソリンの方が寒さに強い、ファミリーキャンプでの使用であればお手軽で入手性の良いカセットガス(CB缶)を使用した製品の方が便利、ランタンでガスカートリッジ(OD缶)を使っているので燃料を共通化したい、など、選択の理由は様々です。
それぞれの使用環境にあった最適なツーバーナーコンロを選んで秋のキャンプシーズンを楽しみたいですね。
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